農家に迫った政府の減反政策の意図は何ですか?教えて下さい。

12:1211農家に迫った政府の減反政策の意図は何ですか?教えて下さい。。
農家に迫った政府の減反政策の意図は何ですか?教えて下さい。。
…続きを読む政治、社会問題 | 一般教養26 12:19詳しく書きます 政府が減反政策を実施理由(意図) 1) コメの過剰生産による価格下落の防止 背景: 戦後の食糧不足を補うため、日本政府はコメの生産を奨励し、食糧増産政策を進めていま。。
しかし、1960年代になるとコメの生産量が増えすぎ、需要を上回る供給過多の状態になった。。
問題点: 余ったコメは政府が買い取ることになっていまが、買い取りコストが財政を圧迫し、米価も下落するリスクがあった。。
減反の目的: 農家に作付面積を減らさせることで、市場のコメ供給量を抑え、価格の下落を防ぐ。。
2) 農家の収益維持と経営の安定化 背景: 需要を超えるコメの生産が続くと、コメの価格が下がり、農家の収入が不安定になります。。
減反の目的: 供給を調整することで、適正な価格を維持し、農家の収入を守る。。
3) 農地の多様な活用(転作の促進) 背景: 1960年代から食の欧米化が進み、パンや肉の消費が増加しま。。
その一方で、コメの消費量は減少し続けま。。
減反の目的:コメ以外の作物(大豆麦飼料作物など)への転作を促進し、食料自給率を向上させる。。
4). 減反政策の具体的な仕組み 減反政策のもとで、政府は生産調整の目標を設定し、農家に補助金を支給た。。
水田の一部を休耕転作すると補助金をもらえる 各都道府県市町村単位で生産目標が決められる 農協などを通じて減反の達成状況を管理 これにより、農家は「コメを作るより、転作ほうが得」になるように誘導された 4. 減反政策の問題点と廃止 (1) 逆に農業の衰退を招いた 減反政策によって、日本のコメ生産量が減りすぎると、逆に将来的な供給不足につながる可能性がありま。。
コメ作りの技術が衰退し、農家の高齢化が進んだ。。
(2) 海外産の安いコメに市場を奪われた 1990年代には貿易自由化の流れで、外国産のコメ(タイ米など)の輸入が解禁されま。。
減反によって日本のコメ生産が縮小する一方で、海外産の安いコメが市場に入り、競争力が低下。。
(3) 食料自給率の低下 減反政策が長期間続いた結果、日本の農業全体の競争力が落ち、食料自給率が低下。。
特に日本のコメの消費が減る一方で、輸入食品の依存度が高まった。。
(4) 2018年に事実上の廃止 政府は「農家の自主性を尊重する」と、2018年に減反政策を廃止。。
これにより、農家が自由にコメを生産できるようになり、市場原理に基づいた生産調整が進められるようになった。。
このはいかがでか? 質問者からのお礼コメント丁寧な情報のご提供に感謝です。。
お礼日時:3/16 13:3